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益城町横町線拡幅事業に伴う梅の古木 移植工事

木山神宮 禰宜 矢田幸貴 «57» 梅はいつも春を待つ

昨晩は突如、町の防災無線と枕もとの携帯電話からのアラーム音が鳴り響き渡ると同時に大きな横揺れにて驚き目覚めました。日向灘を震源とするM6.6の地震が発生しました。 

この度の地震にて被害に遭われました皆様方に心よりお見舞い申し上げます。

夜が明けると益城町は終日、冷たい雨が降り続く1日でした。昨日は都市計画道路横町線の拡幅事業に伴う、境内の財産処分の事業 先ずは梅の木の移植工事が行われました。朝から暗くなるまで造園業者の皆様方には冷たい雨に全身打たれながらも、丁寧に丁寧に優しく梅の古木を神殿横に移植して頂きました。

梅を見上げると、枝には色づいた蕾(つぼみ)が雨に打たれながらも大きく膨らんでおりました。  
甚大な被害を齎した熊本地震は、境内の全ての建造物を全壊させるものでしたが、振り返ると境内の木は1本も倒れる事はありませんでした。あんなに大きな大地の揺れにも負けずに、しっかりと根を張り、ここに立っていました。

そんな木を伐採するのは人間の都合です。 
大切に梅を移すことが出来ました。

今年は場所を変えて花びらを開いてくれるはずです。いつも隣で紅白の花を楽しんでいた阿吽の狛犬も今週には移設されます。
今年も故郷では沢山の災害復旧事業が行われます。木山橋の架替事業。境内に接する横町線は拡幅されアクセス機能の強化が図られ、通学路としての安全が確保されます。また無電柱化により安全な歩行空間の確保及び良好な景観形成が図られます。大規模災害時には必要な防災空間が確保される予定と説明を受けております。
今の時代に必要かつそして大切な事を、そしてこれまで大切にしてきたことも確りと守り続け、木山神宮は一歩一歩を感謝して進んで参ります。

【益城町再興へ向けて】

『木山神宮情報』
Yahoo!Japan Tポイント木山神宮支援サイト 
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5071001/
現在までに全国より15,091名の方より御支援いただいております。今年も沢山の事業を控えております。お寄せ下さいました御浄財は社殿復旧と境内再建事業にて大切に使わせていただきます。
公式ホームページ

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