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伊勢の神宮さまより檜御用材下付

【伊勢の神宮さまより木山神宮へ檜御用材十立米 下付】

天照す神のめぐみに幾代代もわがあしはらの国はうごかじ

 木山神宮は熊本地震に負けない、震災前の神殿に蘇る道こそ使命だと考えております。しかしながら、当初材を再利用する設計を進める中で、傷みの激しい材、繕いが不可能な材、また耐震化の必要性が生じ、新しい用材も必要としておりました。
 予てから当宮では畏くも三重県伊勢の、神宮さまへ神殿復元事業へのお力添えとして、神宮林の檜の御用材を下付下さいますようお願いを申し上げておりました。この度、お陰を持ちまして、小松大宮司様のお許しを正式に戴き、伊勢より熊本・益城・木山神宮へ檜御用材を賜る運びとなりました。
 令和二年二月二十七日に宮司以下、参宮して関係の皆様方へ御挨拶をさせていただき、二十八日には檜御用材10米立を外宮貯木場にて木山神宮の設計管理代表による選木の後、熊本交通運輸株式会社さま10t新車トレイラーに、神宮司庁の営林部職員さまにて丁寧に積み込み下さいまして、伊勢より熊本まで十三時間、陸路運送されました。二十九日 午前十時に木山神宮の木材製材を請け負う坂田製材所へ搬入して、奉告祭と併せ製材作業安全祈願祭を関係者と共に斎行致しました。
 神事後は坂田社長にて新車リフトを用いて無事に御用材三十本を降ろし納める事が出来ました。
 これよりは伊勢の神宮さまの御用材と、当宮の江戸時代(宝暦二年)の当初材とが組み合わせられ、令和二年十二月迄に神殿が復元して参ります。
 
今後も熊本地震からの意義深い事業【益城町再興】を大切に進めて参りたく存じます。

                              令和二年三月一日

                              木山神宮 宮司 矢田 吉定

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