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益城町再興へ向けて
過去―現在―未来
平成二十八年四月発災 熊本地震は熊本・益城町・木山神宮の全てを一瞬にして変えてしまいました。
観測史上初めて二度の震度七を観測し、町内においては住家の九割以上が倒壊または損壊、幹線道路が通行できなくなる等、県内においても特に甚大な被害に見舞われました。
木山神宮においても宝暦二年(1752)江戸時代建立の神殿をはじめ、境内の全ての建造物が全壊するという数百年ぶりの天災でありました。
必ず再興するとの決意で震災から現在の歩みを一歩、一歩、氏子と共に進めております。神殿におきましては、全壊した部材を可能な限り使用し、その全てを組直し震災前の江戸時代の姿へ蘇る復元事業を完了いたしました。
震災から6年目以降は拝殿の再建に向けて事業を進めております。
過去を鑑みますと、先人達も幾多の天災と困難に立ち向かってきました。
時代ごとに力を合わせて、それぞれの壁を乗り越えてきた証が私たちの国の歴史であります。
【現在を生きている私たちの存在こそ過去の全ての生きた集大成であります】
現在を生きる私たちが乗り越えてこそ故郷の未来があるわけで、その進むべき道は歴史が教えてくれます。
(敬神崇祖)・・自然に対しては畏敬の念を抱き、神を敬い、祖先を尊ぶ道
過去は現在の私たちと真っ直ぐな糸で繋がっており、再興へ沢山の大切な事を教えてくれております。
これより先も感謝の気持ちを中心に未来へ歩んで参ります。
未来とは現在である。
※益城町再興へ向けて
宮司 矢田 吉定
禰宜 矢田 幸貴