令和元年度神殿復元事業報告と今後の事業計画について(ご報告)
平成28年熊本地震によって損壊した木山神宮本殿(江戸時代後期)の復旧事業を平成30年度から令和3年度までの4ヶ年にわたり実施する
本殿は、ほぼ全壊しており破損が主要構造部にまで及んでいるため、全ての部材を解体して組み直す「解体修理」を行う。取り外した各部材は、併設した格納コンテナに保管し、使用可能な柱や彫刻類の木材は建て方の際に元の位置に戻して復旧する。
令和元年度(平成31年度)は、平成30年度に本殿の解体を実施し、解体中に行った実測調査、痕跡調査、仕様調査などの結果をもとに修理方針や設計を決定し、耐震補強杭工事~地中梁基礎~基壇石積~木材繕い修復等を実施した。
令和2年度(2020年度)は、木材繕い修復~素屋根(足場)建設~神殿組立を実施する。
令和2年2月に三重県 伊勢神宮より当宮へ寄贈された檜材(10米平)も神殿内部材として大切に使用して参ります。
今後も令和3年12月神殿完成を目指し進んで参ります。
【益城町再興】