【木山神宮 神殿復元事業 上棟祭 お知らせ】 六月三日 感謝を込めて斎行
熊本県 益城町 木山神宮 宮司 矢田 吉定
【木山神宮 神殿復元事業 上棟祭 お知らせ】感謝を込めて
謹啓 新緑の候 益々ご隆昌の御事とお慶び申し上げます。
平素より当宮の災害復旧事業に対しまして、温かきご支援とお見守りをいただきまして厚く御礼申し上げます。
さて、平成三十年の春に着工しました神殿災害復旧事業も、お陰を持ちまして本年十二月の竣工に向けて日々順調に進んでおりまして、この度は熊本地震発災より五年の節目に新型感染症対策を講じて、氏子・行政・神社・工事関係者の代表者で上棟祭を斎行する運びとなりました。感染拡大防止の処置として、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
上棟祭は建築儀礼の重儀であり、一般的には棟上げとも呼ばれております。神殿の柱が全て建ち上がり、繕いを終えた江戸時代の部材も組み上がり、再び組まれた小屋組の空高くに棟木を上げるにあたりまして、建物の神、工匠の神、産土神を祀って竣工まで神殿の無事を祈願する祭典です。
本来であれば、震災以降に当宮をお支え下さいます皆様方には広くご案内致しまして、節目の神事にご参列いただき、現状のご報告と御礼を申し上げたく考えておりましたが、新型感染症の全国的再拡大にて、これ叶いません事が誠に心残りであります。又、当初は祭典後に、古式に倣い地域の子供達にも案内しまして、感染症対策のもと賑わいの餅まきを、出来る限り盛大に執り行う予定としておりましたが、現状を鑑みまして、祝い餅は近隣の子供さんがいらっしゃるご家庭に(蛭子町の子供達)神社より直接お配りする事と致しました。
つきましては、今後とも変わらぬご支援とお見守りを賜りますようお願い申し上げ、大変に略儀ながら皆様方にはこれ迄の感謝を込めて、上棟祭のお知らせを申し上げます。
謹白
記
・日 時:令和3年6月3日(木曜日)午前10時より斎行
・場 所:熊本県上益城郡益城町木山281 木山神宮内
・目 的:木山神宮神殿復元事業 上棟祭と現場公開
・ご参考:上棟祭・・(じょうとうさい)
上棟祭とは、建物の造営が成就した際に執り行われる建築儀礼。この式礼は一般的に棟上げ(むねあげ)ともいう。古来より建築儀礼の中でも重儀とされてきた。竣工迄とその後も神殿が無事であるよう願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して、棟木を上げるときに行われる。
※ この度のご案内にて益城町の氏子の皆様方には出欠のご連絡をいただいておりません。当日に感染症対策(マスク・検温等)ご協力下さいます氏子の方は、どうぞご自由にお参り下さい。棟木を上げるお手伝いをいただきます。
※ 当日は工事足場内を特別公開致しますので、ヘルメットをお持ちであればご持参下されば幸いです。(現場用の貸し出し可)以上
【益城町再興】